よくある質問
- 鍼ってどんなもの?痛くないですか?
いわなみ鍼灸院で使用する鍼は、滅菌済のディズポーザブル鍼を用います。
様々な種類を使い分けますが、主として鍼の管「鍼管」を使った日本の鍼「和鍼」を用います。
毛髮よりも細い直径0.16㎜程度の鍼を用いますので、痛みはほとんど感じません。
いわなみ鍼灸院では、鍼は痛くないことで治療効果を高め、深いリラックスが得られると考えていますので、刺痛に対しては細心の注意を払っています。

- 灸は熱くない?いつ使うの?
お灸の熱を感じる程度のものから、熱が奥に通る感じのものまで、その技法や種類はさまざまです。
いわなみ鍼灸院では主に、心地よい熱を感じる程度のお灸を用います。
薄くお灸の痕の残る場合もありますが、数日で消える程度で心配ありません。①通常の治療:お灸は必要に応じて用いますので、必ず使うわけではありません。
使う場合は、施灸の目的や効能を説明して了承を得た上で行いますのでご安心下さい。②お灸の治療:患者さんの求めがあった場合や、「逆子」や「冷え性」などの症状に応じて、お灸のみの治療を行うこともあります。
- 鍼・灸は何に効くのですか?
痛い、つらい、だるい、しびれる、重いなど様々な症状に効果があります。
また病気に対しても、首肩や腰の痛みなどの運動器疾患だけでなく、胃がもたれる、吐き気がする、便通が悪いなどの内科疾患や、動悸がする、息苦しいなど循環器・呼吸器疾患に対しても、鍼灸治療だからできることがあります。
ただし、鍼灸治療は万能であるということではなく、症状によっては病院の受診を促すこともありますし、病院の診断結果によって鍼灸治療の可否を決めることがあります。

- 鍼・灸ってなぜ効くの?
- 鍼灸は身体にさまざまな変化を起こしますが、鍼の作用として鎮痛、血液循環の改善、筋肉の緊張緩和、自律神経系機能の調整、免疫能力の賦活が期待でき、現在でも医科大学、鍼灸大学などでそのメカニズムが研究されています。
古来、「病」という文字はベッドに横になって起き上がれないことを指す文字です。
「病気」とは気を病む、気が乱れて病になった状態ですから、治療の目的は気の乱れを治めることです。日本ではおよそ2000年前の中国・漢代に盛んになった医学を指して漢方と称し、
約1500年かけて日本の風土や日本人の体質に合わせた独自の発展を遂げました。漢方では「気」を対象とした治療を行うことで、身体が本来持っている自然治癒力の向上を含めた大きな変化をもたらすと考えます。

- 「気」とは何ですか?
- 気は万物の源であるとされます。エネルギーといいかえることもできます。
また、生きている事実そのものが気であるということも可能で、生きていれば血流があって体温が保たれており、触れると温かいこともまた、気の表れです。
気が盛んであると、元気、陽気、活気がある、生気があるなどといわれ、反対に気が不足すると、病気、陰気、活気がない、生気がないなどと表現されますが、漢方ではこれらの所見をみて、根拠に基づいて整理・診察し治療方針をたてています。

- どんなふうに効くのですか?何回くらいかかるの?
症状や原因、体質によって違います。
病勢の強い急性症状なのか、長らく感じている症状や、緩慢で症状がはっきりしない、または疲労がたまっている、などそれぞれのケースにあわせて治療しますので、早く効くこともあれば、段階を経て治癒することもあります。
また、年齢や性別、性格や性質などによっても違いがあります。
しかし、いずれの症状も発症の早い段階で治療することで、効果は早く現れやすいと考えます。
また、継続的に治療を受けることで再発を防止し、あらたな苦痛や変調を防ぐことになります。
治療回数も同様に一律に述べられませんが、1回の治療で症状が改善する場合もあれば、数回に及ぶこともあります。
患者さんと相談しながら、可能な範囲で見通しを立てて治療を進めます。
漢方は、病を未然に防ぐことを得意としています。私の師事した治療院では、症状がなくても予防目的で週1回の通院を数十年つづけている患者さんも多くいらっしゃいます。大きな問題なく生活するためには、問題が起きる前の継続治療を勧めています。
- 治療費は?保険はききますか?
治療費
通常治療4500円、継続治療3500円、学生3000円、小児2500円、灸治療1000円通常は、どのような症状に対する治療であっても一律4500円です。
症状によっては継続治療をすすめていますので、
月に2回程度・2週間に1回程度の頻度でのご予約をいただく場合に限り、治療費を3500円としています。当院は自由診療ですので保険の対象外です。
ただし、医師による一定期間の治療で改善がみられず、鍼灸の適応疾患(神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症、頚椎捻挫後遺症)である場合で医師の同意書があれば、患者さんご本人による保険者への申請によって、療養費払い(償還払い形式)で治療費負担の一部返還がなされることがあります。
この場合は同意書記載の病名に対する保険医療と自由診療を併用(混合診療)することはできません。