ニュース・コラム
活動報告
第19回 日本鍼灸師会 全国大会 in福岡に登壇
10/26(土)、27(日)を休鍼し、第19回 公益社団法人 日本鍼灸師会 全国大会 in 福岡に参加しました。参加者約400名の大きな大会でした。
大会テーマを「原点回帰~未来に伝えたい鍼灸の技術-わざ-~」としてプログラムが組まれました。私はトップバッターで、「経絡治療の実際」と題して講演と実技を行ったのち、シンポジウム「伝統鍼灸について語る」に登壇しました。今回は、実行委員の想いがこもったプログラムで、私もいつも以上に力が入りました。
経絡治療の歴史、人、概念、症例について順に述べ、実技に入りました。お二人に施術しましたが、蕁麻疹や喘息、手足の多汗など、東洋医学的な施術向きな被験者でした。終了後に舞台袖にて、蕁麻疹の痒みが治まったと言って下さいました。
シンポジウムでは、①臨床において重視するポイント、②伝統鍼灸の長所と短所、③鍼灸院経営について、議論しました。シンポジストの立場を明確にしつつ、竹下先生と藤原先生のお人柄から和やかに議論することができました。日本鍼灸師会の先輩達の鋭い眼差しにどう応えるか、などと考えながら話しはじめましたが、鍼灸養成校の学生さんたちが前の方に座っていたので少し和らげて話すことができました。
大会長の古賀慶之助先生、座長の仲嶋隆史先生、馬場道啓先生、松尾創先生のご尽力で、たくさんの学びとご縁を頂きました。実りの多い、良い大会でした。